初回ということで簡単な自己紹介から。
98年4月に立命館大学文学部に入学。まもなく清心館にて競馬ヒヒーンと運命的な出逢いを果たし、02年3月に卒業するまで学業そっちのけで、郵便貯金のマイナス残高と格闘しながらヒヒーン一筋に邁進しておりました。
さすがに卒業して2年のブランクがあるだけに、文章力が低下しておりますので、このコラムも叩きつつ変わり身が見せられたらと思っておりますので、ご容赦ください。
さて、初回は少し哲学的な内容を。
好きな馬の馬券を買うときはどの賭式が妥当かということです。
普通に考えれば単勝でしょうね。今は馬名が印字されますので、愛情を感じますね。ただ、配当的なものを考えれば馬単1着流し。それでウラ目に出ると悔しいので、馬連や2着流しも押さえますか。他人に「抜けたの?」といわれることほど悔しいことはありませんから。どう考えても力が足りないときや人気のないときは複勝やワイドもいいかもしれませんね。
単勝にてんこ盛りするのがいいのか、連勝式で高目のオッズで決まってくれるのを待つか。結局は買い手の裁量に委ねられるもの。それは自分自身の馬券哲学の問題であり、それこそ今流行りの自己責任なんですね。
なぜ、今回こういった話題を選んだかというと、天皇賞は私にとってこのテーマが重くのしかかってくるのです。
私の好きな馬は前走で完敗しました。人気もガタ落ちです。買い材料は淀に変わることだけ。まともにいっては4強にはかなわないでしょう。
でも、勝たしてやりたいのです。松永善師も来年2月に定年を控え、最後のGTのチャンス。600勝を挙げながら、未だ中央のGTはなし、トーヨーシアトルの東京大賞典だけ。
ポットテスコレディでも、ナイスネイチャでも、トーヨーリファールでも、トーヨーレインボーでも叶わなかった夢を今こそ、ナムラサンクス。